
導入事例#001

協同乳業株式会社さま(愛知県犬山市)
協同乳業株式会社さまでは、牛乳などの各種乳製品をはじめ、アイスクリーム、農畜産加工食品、冷凍食品など幅広い製品の生産販売を展開しています。 平成13年11月には、新たな生産拠点である東海工場がスタート。同工場は安全で、安心な乳製品を生産するために、 ESL(品質保持期限の延長)などの新技術やHACCPに対応した高度な品質レベルを確保しています。
ここで生産されるのは牛乳、乳飲料、ヨーグルト、プリンなど5℃前後で保管するチルド製品が中心です。大多数がスーパーやコンビニエンスストアへの出荷となるため、夜中であっても注文が入ることが多く、24時間受注が可能なシステムが必要でした。
また、生産ラインは牛乳、乳飲料、発酵乳、果汁、お茶、プリンの6つがあり、それぞれのラインで殺菌温度や冷却温度が微妙に異なります。そのため、各生産ラインで適温状態を管理・調整できる設備を求めていました。

▲協同乳業(株)の製品の数々
24時間体制できめ細かいニーズに対応し、短時間に大容量のエネルギー交換を可能にする。そんな電力システムを検討した結果、氷蓄熱システムに行き着きました。氷蓄熱システムは、生産ラインごとに異なる温度管理にもフレキシブルに対応でき、エネルギーも効率よく利用することができます。
同社では、生産ライン、冷蔵庫、空調に利用する3種類の氷蓄熱システムを導入することになりました。

▲氷蓄熱槽
製造ライン冷却にはチルド用蓄熱システム、冷蔵庫には冷蔵庫用蓄熱システムを導入しました。
生産工程には、原乳を受け入れる際の冷却、高温で殺菌後の急速冷却、保冷などがありますが、これらの冷却作業はすべて氷蓄熱で得た0℃の冷水を利用することにしました。
また、事務所の空調には工場空調用エコアイスを導入し、これら3つの氷蓄熱システムをフルに活用して、効率よくエネルギーを使った工場運営を展開しています。

▲エコアイス
6つの生産ラインで微妙に異なる温度管理も、氷蓄熱システムによって自動制御でおこなうことができるようになりました。これはHACCPにも対応しており、安心で安全な製品づくりに役立っています。
また、夜間電力を利用して昼間に必要な冷熱を蓄えることで、昼間のエネルギー消費を抑えることができました。熱源機容量は約30%も削減でき、省エネ効果およびCO2排出量の削減にも成果を上げています。
氷蓄熱システム導入時のイニシャルコストは、ランニングコストメリットにより、約3年で回収が可能でした。

▲アンモニア冷凍機
高品質な製品をつくるために必要な微妙な温度管理。24時間体制による受注システムの確立。そして、省エネや省コスト、CO2排出量の削減。
これらを実現させるためには、氷蓄熱システムは不可欠です。
今後も氷蓄熱システムを活用することで、より安心で安全な乳製品の提供と、環境にやさしい企業活動を目指していきます。

▲殺菌・冷却装置
